喜びは成長に!
テーマは「子どもを台所に立たせよう」
講師は子どもが作る弁当の日提唱者 竹内和男先生です。
先生が香川県の滝宮小学校の校長先生のときに、子ども一人でお弁当をはじめとする作らせる「弁当の日」を始めて評判になり、現在は日本全国での講演・執筆活動をされています。
先生がやられた教育実践は「小学校5、6年生の子どもにお弁当を自分で作ってくること。」素朴だけど奥の深いことです。
子どもが台所に興味をみせるのは5歳がピークで、関心を示さなくなるのは9歳だそう。
そのときに台所に入れない子どもは料理をする機会が随分後になります。
そんな子ども達にあえて台所に入る機会をつくるのです。
豪華なお弁当じゃなくて、家庭でできる範囲で色合いや栄養や季節を考えて作り、学校で先輩や後輩と見せ合うことで自信をつけて料理が楽しくなるのです。
たった2年の実践ですが料理できることが生きる支えになり成長していくことを先生はちゃんと卒業された生徒さん父兄さんから聞いてみえました。
今、料理ができない大人がたくさんいます。(はい、私もです。耳が痛い!)そんな大人の子どもはスマホ育児で感情が育たないことがあるので今からでも育て直しが必要と言われてみえました。
また子ども達(子どもじゃなくても)はお母さんが作れる料理のレパートリーをほぼ作れないそうです。
それでも最初は失敗し何度も作ることで上手になり得意料理も腕が上がっていました。
そんな中に「はなちゃんのお味噌汁」の話や、おじいちゃんおばあちゃんに育てられた子どものお母さんのハンバーグの話のスライドショーに会場中涙を拭ったり鼻をすすったりと。先生はこの感情は前頭前野が育ってる証拠と太鼓判をおしてくれました。
自分があれこれ工夫して作ったものを「美味しい!」と言ってくれることが嬉しい! そのことの連続ですね。
私は仕事で少し遅れていきましたが涙腺崩壊でした!数年ぶりでした。
あまママ推薦、ハンカチ必須と聞いてタオルを持っていって正解でした。
この「お弁当の日」の取り組みはマンガのビックコミックスピリッツで魚戸おさむさんの「家裁の人」や「ひよっこ」で連載当時に読んで興味深かったことを覚えていました。
あまママの中では高齢子なしの私ですのであま市ですでに「お弁当のです」の教育実践をされていることはあまママで聞きました。地域としてとても頼もしいことです。
個人的には母の病死で父子家庭になり、家事は父に任せきりだった自分の甘えがあり感じられなかったりで、ずいぶん大人になるまで頑なに料理して来なかったのです。でも今回のスライドショーで自分を育て直して、今度父に恩返しのお弁当を兄弟3人で作ろう思いました。
あまママの他のメンバーはまだ夏休みの中、子どもも預け時間を作って参加し、終了後早速ラインで「台所入らせてなかったな~」とか、「自分の誕生日に息子くんに料理作ってもらってるよ~」とシェアしていました。夏休み最後にいい時間をもてました!
ayako